Googleが使っているHEARTフレームワークというものを使ってアプリの指標を考えてみました。
指標を考えたのは、運営中の体重管理アプリです。
HEARTフレームワークは下記事を参考にしました。
HEARTフレームワークとは
HEARTフレームワークとは指標を「ハピネス(Happiness)」「エンゲージメント(Engagement)」「アダプション(Adoption)」「リテンション(Retention)」「タスクの成功(Task success)」の5種類に分類する事で、利用する指標を選べるようにする事です。
それぞれは下のような意味になります。
・ハピネス(Happiness) 顧客調査を通じて得られるユーザーの態度に関する指標を指します。例えばユーザーの満足度、UIの使いやすさ、NPS(カスタマー・ロイヤルティを計測する指標)などが挙げられます。
・エンゲージメント(Engagement) ユーザーの関与レベルに関する指標を指します。ユーザーが一週間にサービスを利用した回数の平均、一日にアップロードした写真数の平均、シェア数など、一定期間内におけるユーザーインタラクションの深さや強さ、頻度を測ることによって得られます。
・アダプション(Adoption) プロダクトの全体や一部の機能を初めて使うユーザーに関する指標を指します。例えば、過去7日間で作られたアカウント数やラベル機能を使ったGmailユーザーの割合などです。
・リテンション(Retention) 既存ユーザーが戻ってくる割合を指します。例えば、ある期間内のアクティブユーザーがある一定期間後にどれだけ残っているか?または「チャーン」という言葉で知られているように継続をやめてしまった人の割合などが挙げられます。
・タスクの成功(Task success) これは作業効率(タスク完了までの時間など)、有効性(タスク完了率など)、エラー率などといった、昔から使われている指標を含みます。これは検索やアップロードのフローなど作業にフォーカスされたプロダクトにもっとも適用されるカテゴリーです。
HEARTフレームワークの使い方
HEARTフレームワークはGoals-Signals-Metricsというステップの中で利用するようです。
ゴールはアプリや機能の目標、シグナルはユーザーの具体的なアクション、メトリクスは具体的な数字です。
HEARTのそれぞれのGoals-Signals-Metrics事でより指標を分かりやすくするもののようです。
体重管理アプリに置き換えて考える
体重管理アプリではアクティブユーザー数が重要なので、「リテンション(Retention)」について考えてみました。
体重管理アプリのゴールとしてはユーザーが毎日利用してくれる事です。
1人が起動する回数は増やしにくいので、離脱する人を減らす事が重要になります。
シグナルとしては日々の体重の入力が考えられます。
カレンダー表示もグラフ表示も、体重を入力しないと意味がないので体重入力が一番大切なアクションです。
メトリクスはインストールした人の何割が7日後も入力しているかというものが良さそうだと思いました。
Firebaseで見る事ができるので、それを使って指標を追いかけてみようと思いました。