先日、初めてCocos2d-x
を使ったゲームをリリースしました。
今回はCocos2d-xの知見やCocos2d-xの感想を書いてみようと思います。
Cocos2d-xとは
Cocos2d-x
とはゲーム作りの環境です。
C++
or lua
or js
でゲームを作りそのコードからiPhoneやAndroid向けのバイナリを生成する事ができるものです。
Cocos2d-x
を使ったゲーム開発の流れ
下記の記事でも書いたのですが、cocos2d-x
を使った開発の流れは下の通りです。
- Cocos2d-xのサイトからCocos2d-xのコードをダウンロードする
cocos new
コマンドでプロジェクトを作成するcocos2d-x
のソースコードをゲームを作っていく- ゲームが完成したらXcode・Android-studio等、各環境でアプリのバイナリを生成して申請する
Cocos2d-x
を使った感想・意外だった事
Xcode/Android studioでビルドできた
最初はcocos2d-x
ってアプリの作成からリリースまで全部Cocos2d-x
で完結するかと思ってたのですが全然そんな事なかったです。
cocos2d-x
はXcodeのプロジェクトファイルを生成してくれるのでそれを使ってXcodeでアプリを起動できます。
cocos2d-x
よりもXcodeの方が早かったので、後半はずっとそっちを使ってました。
それと広告の表示・フォントの追加・アイコンの設定といった環境ごとに実装が必要なものもあり、その辺りはXcodeを使って設定/実装していました。
情報がなさすぎて辛かった
cocos2d-x
とLua
を使って開発をしたのですが、情報がなさすぎて辛かったです。
Lua
はcocos2d-x
の生まれ故郷である中国では主流になってると聞いて使ってみました。
しかし日本ではC++
が主流なようで、cocos2d lua
で調べても出てくるのはC++
の情報か中国語の情報ばかりでした。
更にCocos2dは去年バージョン3へ移行して書き方が結構変わった事・Cocos2d-IDE
が2ヶ月くらい前(2015年5月)にeclipseベースからInteli-jベースに移行してしていたりと、変化が大きくて過去の情報が役に立たない事も多かったです。
Androidアプリ未経験だと辛かった
上に書いたように最終的なビルドは各IDEで行う必要があるのですが、それが難しかったです。
普通のネイティブ言語で作ったアプリとは少し設定が異なっているので、その辺りに詳しくないとかなりはまります。
実際自分のアプリはまだAndroid版が出せていないです。
まとめ
Cocos2d-xは一回でiPhone/Android用アプリが作れて非常に便利です。
しかし情報の少なさ・ネイティブで作るアプリとは違った設定をしているのでハマる事が多いです。
使うとしたら一度各環境でネイティブアプリを作ってからだとスムーズに行きそうだと感じました。